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第4回 「人間の効き感覚」とは

 2019/12/27 NLPオンライン講座
この記事は約 6 分で読めます。 992 Views

さて、第3回【アルフレッド・コージブスキーの逸話】は、いかがでしたか?

立ち止まって考えることはなかなかありませんが、同様の経験は、どこにでも見られますね。

事実は「ひとつ」ではなく人数分の解釈という現実

「1流・2流・3流芸能人」を見極めるというTV番組があります。

いつも、「いいもの」「上等なもの」に触れていると、視聴者は思い、9人もその様に言っているはずの芸能人が、スーパーで売っているお肉やワインと、ン十万~ン百万円するそれらの違いを見極められず、1流から滑り落ち、そのうち画面から消えていくことを、面白がるという筋書きのもの。

もちろん、面白くするための仕掛けはあるのですが、特に目を隠して食べるお肉のひとかけらなんて、本当にわかるのかなぁ????

少なくても、私はわからないという自信があります。
あははは♪

まっ、いずれにしろ、そんな風に、事実というものは「ひとつ」ではなく、人数分の解釈という現実があるわけです。
そして、それが同じ人はいないということ。

だから、お互い考えていることがわからないということは、当然なのだということが、NLPで明確になります。

「人間の利き感覚」について

人は、それぞれの五感を通して情報を処理し、各自の頭の中に唯一のオリジナルの「地図」を作るということは、前回お話ししましたね。

その際、「優位感覚」と呼ばれる、「利き感覚」が存在します。

利き腕のようなものでこれは人によって大きく異なり、この差が、コミュニケーションに大きく影響をします。

「利き感覚」とは、人の頭の中にある「地図」が、主にどの様な感覚を通して作られてきたかを表すもので、これを理解し、上手に使うことができるようになると、人との関係において柔軟性を発揮しやすくなります。

これは、自分を人から理解してもらうことを助けてくれる、情報処理・識別のための「方法論」であり、非常に効果的な「コミュニケーションテクニック」なのです。

相手が、いつもどの感覚に一番アクセスしているかを、識別理解し、それに合わせて言葉を使っていくと、今まではなんとなくコミュニケーションがうまくいかなかった相手とも、驚くほどスムーズに相互理解が進みます。

それぞれの利き感覚の特徴

一般的に、

☆「視覚優位」の人は、相手の顔や全体を見ようとするので、接近することより、距離をとろうとする傾向があり、イメージが一度に沢山浮かんでくるので情報量が多く、それを一度に伝えようとするので早口になります。

視覚優位な人とのコミュニケーションには、相手に「イメージ」してもらえるかどうかがポイントですので、グラフやデザインなどで、視覚的にイメージしやすい表現を心がけると、理解が進みます。

〈視覚優位の人の注意点〉
話が一方的になる時があります、人の話は最後まで良く聞きましょう
目に見える結果だけにとらわれ、いらいらする傾向に気をつけましょう

〈長所〉
将来を描くことができますので、
現状にとらわれない「良いリーダー」になる可能性があります。
一度に沢山の情報を処理する能力に長けています。

☆「聴覚優位」の人は、「聞く」ということを優先し集中しますので、相手の顔や目を見るより、耳をその方向へ向ける傾向があり、会話は中程度の速度です。
そして、音や言葉や、「文字」「言葉」に敏感な傾向があります。

聴覚優位な人とのコミュニケーションは、
筋道だった論理的な内容で、
数字のデータなどを織り込みながら、
相手の声のトーンに合わせ、
言葉を大切に会話をすると、スムースに運びます。

〈聴覚優位な人の注意点〉
自分の未体験な事象を想像することが苦手で、
そこにとらわれ将来を見ることが不得意な傾向があります
人の話の矛盾が気になって、その先を理解できない時があります

〈長所〉
現状分析は冷静で優秀です
人の話をよく聞くことができます

☆「身体感覚優位」の人は、相手と接近して話す傾向があり、まず「どんな感じか・・・・」と、身体感覚で確かめますので、のんびりとしたペースで、返答が遅いのが特徴です。
これは身体感覚で受け止め、確認してから言葉にするので時間が掛かる傾向があるからです。
会話の中に、感覚的な表現が多く、材質や温度に関する情報もよく用います。

身体感覚優位な人とのコミュニケーションは、感覚的な表現を使い、相手を居心地良くさせてあげることが重要で、実際に接触することも効果的です。

〈身体感覚優位の人の注意点〉
このタイプの人は、傷つき易く、トラウマを抱えることがあります。
簡単に気持ちを切り替えられないので、丁寧に接してあげることを心がけましょう。

〈長所〉
穏やかで、落ち着いていて、ひとつのことにじっくり取り組めます

それぞれの利き感覚の具体的な事例

★たとえば・・・★

あなたの部下が、何度言ってもあなたの指示通りに仕事をしてくれない場合、あなたはどのような言葉で指示を与えていますか?
相手は、どの様にその指示に反応していますか?

その部下が、「身体感覚優位」で、あなたが「視覚優位」の場合、部下の反応が遅いと、

「こいつは無能だ」とか、
「人の言うことを聞いているのか」、

などとレッテルを貼りがちです。

★たとえば・・・★

「聴覚優位の子供」が、「視覚優位の親」に怒られているとき、「聴覚優位の子供」は、親の言うことをよく聞こうとして、耳を親のほうへ傾けますが、「視覚優位の親」は、「きちんとこっちを見て聞きなさい」と更に怒り、子供の顎をつかんで自分のほうを向かせようとします。

★たとえば・・・★

「視覚優位の夫」が、最愛の妻の全体を視野に収めるため距離をとって会話をしたとき、「身体感覚優位の妻」は、その距離が愛情の量のバロメーターだと誤解し、傷つきます。

「身体感覚優位の妻」にとって大切なスキンシップは、「視覚優位の夫」の視野を妨げるので、近づく妻から更に距離をとろうとするという、悲しいすれ違いを生むことになるのです。

あなたはどのタイプ?

さて、あなたはどのタイプですか?
自分のタイプがわかることって、とても大切です。
自分がどのタイプかわかると、人のタイプもわかるようになります。

その結果、コミュニケーションにおける「無駄」が省けます。
ストレスが激減しますよ。

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fumi48

誰でもが持っている「生きる力」を伸ばし、「まだ眠っている可能性」を楽しく発見・開発し、「その人本来の魅力」を輝かせることの、お手伝いをすることが、私の生きる目的であり、喜びです。

自分を愛し大切にし、日々を楽しんで、穏やかに笑って生きていくためのちょっとした「コツ」や、強力な「テクニック」を、お伝えします。

生きることは「喜び」です。
人生は「神芝居」。
一緒に大いに楽しみましょう。

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